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WindowsServer2012について

 

WindowsServer2012構築 OSインストール


さて、そろそろ構築について書いていこうかと思います。

今回使用したWindowsStorageServer2012はNAS機器にデフォルトでインストールされておりましたので
OSのインストールは実施しませんでした。

ですがMSDNを使用して別サーバにOSのインストールの動作確認を実施してみました。

インストール自体はWindowsServer2008などをインストールする方法とあまり変わりませんでした。

しかし1点だけ注意が必要です。

「インストールするオペレーティングシステムを選んでください」画面で下記の選択肢が出てきます。
・Server Coreインストール
・GUI使用サーバ

今までの様にWindowsのデスクトップを表示させたい場合は
GUI使用サーバを選択してインストールを進めてください。

Server Coreインストールを選択してインストールした場合、
インストール結果はLinuxの様にコマンドベースのインターフェースになります。

ちなみにServer Coreでインストールしてからの構築は実施していません。



 

アイフラッグ担当:K

2013-07-26


WindowsServer2012構築 ドメインへの参加


WindowsServer2012のOSインストールが完了したあとは、まずはWindowsUpdateを実行します。

最新の状態までWindowsUpdateを適用したらドメインへ参加させます。

手順
1.サーバーマネージャーを起動します。
2.ローカルサーバーをクリックします。
3.プロパティからコンピュータ名をクリックします。
4,.システムのプロパティが表示されますので「コンピュータ名」タブの「変更」をクリックします。
5.所属するグループにて「ドメイン」を選択し、参加するドメイン名を入力「OK」をクリックします。
6.適用させるために一度サーバーの再起動を実施します。

これでドメインへの参加は完了です。
 

※参加するドメインのスキーマバージョンが古い場合、ドメインに参加後
  ファイルサーバリソースマネージャー機能を有効にするとエラーが出ますので
  注意してください。
  回避方法はまたの機会に書きたいと思います。
 

アイフラッグ担当:K

2013-08-06


WindowsServer2012構築 スキーマバージョンアップ


既存ドメインのスキーマバージョンが古い状態でWindowsServer2012をドメインに追加し
ファイルサーバーリソースマネージャー機能を有効にすると下記エラーが表示されます。
 

ファイル サーバー リソース マネージャーは、Active Directory からの要求の同期を終了しましたが、同期中にエラーが発生しました (0x80072030, サーバーにそのようなオブジェクトはありません。)。前のイベント ログで詳細を確認してください。

ファイル サーバー リソース マネージャーは、要求リスト 'Global Resource Property List' を Active Directory (ADsPath: LDAP://hoge.local.test/CN=Global Resource Property List,CN=Resource Property Lists,CN=Claims Configuration,CN=Services,CN=Configuration,DC=hoge,DC=local,DC=test) で見つけることができませんでした。グループ ポリシーでこのコンピューターに対して構成されている要求リストが Active Directory に存在するか確認してください。


このエラーを回避するためにはスキーマのバージョンアップを実施すればよい

※この手順はドメイン内のすべてのドメインコントローラーがWindowsServer2003以降で実行されていることが条件です。
 

バージョンアップ手順
※WindowsServer2012のadprer.exeは64bit用しかありませんので64bitOSであるWindowsServer2012上で実行します。
 

1.WindowsServer2012のインストールCDにある「support\adprep」フォルダをWindowsServer2012のCドライブ直下などにコピーします。
2.コマンドプロンプトにてcdで上記でコピーしたadprepフォルダまで移動します
3.「adprep /forestprep」と入力しEnterキーを押下します。
4.アップグレードするかどうかを聞かれるので進める場合は「C」キーを押下後Enterキーを押下します。
 スキーマのバージョンアップが開始されます。
5.続いて「adprep /rodcprep」と入力しEnterキーを押下します。
6.最後に「adprep /domainprep /gpprep」と入力しEnterキーを押下します。
 
これでスキーマのバージョンアップが完了します。
バージョンアップが完了するとスキーマのバージョンは56になります。



スキーマバージョンの確認方法
ドメインコントローラの下記レジストリキーを確認することによりスキーマバージョンを確認出来ます。
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NTDS\Parameters」の「Schema Version」の値を確認
スキーマのバージョンアップが完了するとこの値が「56」となる

この「Schema Version」値により対応可能なOSがわかります。

30:WindowsServer2003
31:WindowsServer2003R2
44:WindowsServer2008
47:WindowsServer2008R2
56:WindowsServer2012
 


 
アイフラッグ担当:K

2013-08-09